戦後、無謀な戦争にうんざりした国民は、
9条を含め日本国憲法を受け入れたのは自然なことです。
共産党は反対しましたが。
中学校公民教科書より
当時世界で最も進歩的と言われた民主憲法です。
参政権が20歳からというのも、当時の世界では画期的です。
一日でも早く占領から解放され、独立を回復したいという思いがあったのでしょう。
その内容の吟味より、日本が生まれ変わったという世界へのアピールが先です。
民法その他とのすり合わせや改正を後回しに、
憲法のみ改正されました。
相続問題、土地建物の登記、納税方法、16歳からという女子の結婚年齢、「婚姻をもって成年となす」条項、いまだに東京都…
女性が担ってきた役割を、社会がどう請け負うのか?
見えてきた日本社会のひずみ。
国家防衛も
9条の矛盾点など、その後の国際情勢の変化をよそに、「解釈」というマジックによって白が黒になり黒が白になります。
「国の主権が回復されればいい」
手つかずの現実との乖離。
憲法制定当時の本音が垣間見えます。
明治憲法の中身さえ知らぬ当時の民衆の歓喜は、
戦後も変わりません。
佐渡ブロックのおかげで、天気予報は猛吹雪でも、
この辺は晴れです。
白鳥は白いままですね。