コロンブスが新大陸を発見したわけではありません。
彼より1000年も前にノルマン人は新大陸に渡っています。
さらに、モンゴロイドはもっと昔に移住し定住しています。
「コロンブスがアメリカ大陸を発見した。」
にすぎません。
天動説を信じていたのは、ヨーロッパに住むほんの一部の、キリスト教徒です。
昔の人すべてが、天が地球を回るなど考えはしません。
世界で初めて飛行機を飛ばしたのは日本人の二宮忠八です。
こんにち学校で学ばれている世界史は西洋史です。
視点は西欧です。
「現代」はいつからなのか?
私の子どもの頃は1917年ロシア革命からでした。
今は1945年第二次世界大戦終結からが一般的です。
古代も中世も近世も近代も現代も
その区分は時間の推移とともに変化します。
時間と言う空間は絶えず広がり、変化します。
人間の解釈は千差万別です。
歴史は真実ではありません。
出来事があるだけです。
自由に思いを巡らせる営みが、学びの楽しみです。
けれども、合格だけを目標に学んできた人は、
入学したらもう学びません。
中学校歴史教科書より