ニューヨークでラーメン一杯が3000円とニュース。

アメリカは賃金が高いのですが、物価もべらぼうに高いです。

賃金が上がらないけれど物価も上がらないのがいいのか?

高度経済成長期は便乗値上げや買い占め売り惜しみは日常茶飯事でした。

「売って儲ける」は商売の基本です。

卸、中卸、またまた中卸、小売り、転売…

それがビジネスです。

「中学校公民教科書」より

 

 

新自由主義の、弱肉強食到来。

大店舗法廃止で個人商店は保護されなくなり、

非正規雇用も日常化しました。

しかし、

「お客様は神様です」

松下イズムは健在です。

「お客様の笑顔のために」

ムダをなくし、ロスをなくし、

不足はサービスで補う。

本来サービスも業務です。

「無料」「無料」どこでも「無料」

さらに「無料」

賃金も「無料」です。

松下幸之助も驚くでしょう。

「お客様の笑顔」のために、従業員は、経営者はやせ細ります。

円安でも円高でも日本人は耐え忍びます。

富の循環は富の多さではありません。

富の回転です。

「生産」「報酬」「消費」の循環です。

労働者による暴動も大規模ストライキも反政府デモもなく、

日本人はやせ細っても笑顔を絶やしません。

時の政府が賃上げ要求します。

なんてすばらしい国民でしょう。

「中学校公民教科書」より