果樹栽培はうまくいくことばかりではありません。
失敗もしばしばです。
虫やウイルスは自分たちのホームベースを決めます。
一度罹ると、翌年も、さらに次の歳も、
症状が悪化します。
このカキの木は、実をすべてたい肥にしました。
コナカイガラムシ、カキノヘタムシ、カメムシ、アメリカシロヒトリ、イラガ・・・
季節を越えて次から次へと狙ってきます。
杏につく1mmに満たないアブラムシでさえ、樹木を枯らします。
一見風情あるカキの葉の色づき。
実は円星落葉病、角斑落葉病に罹ると、実は健全に育ちません。
ウイルスに罹るのは木も同じです。
もう一本の平柿は、昨年カイガラムシが大発生し、駆除の末、
今年はどうかなと不安でしたが、きれいな実がそろいました。
今年は最小限の薬剤散布で済みました。
病巣がなくなると、薬剤も少なく済むみたいです。
そして、紅葉の色づきもきれいで鮮やかです。