絵はいつ完成なのか分かりません。
しまったものを取り出すと、おかしなところが気になります。
この月山を描いた風景画も、
水面が気になります。
色は基本まぜて出すのですが、
簡便な方法として、
明部、中間、暗部と
例えば
カドミウム イエロー レモン
カドミウム イエロー ライト
カドミウム イエロー ディープ
ブルーなら
バイオレット グレイ
コバルト ブルー ペール
コバルト ブルー
というように同系色で明暗に使う色を固定させておきます。
そうすれば、暗清色・明清色のグラデーションをつくる時の色の誤差をなくせます。
しかし、実際は色相が異なるので、混色が必要になります。
私の場合は、絵の具を制限して、混色でつくります。
特に水面は、空からの乱反射を加えることで、より画面全体の色の響き合いが違います。
空は主にセルリアンブルー+チタニウムホワイト。
水面も基本同じですが、木々の色に加え、空の反射にはコバルトブルーを混色しました。
特に風景画は光が散乱しているので、これをつかまえないと、塗り絵になってしまいます。
さらに空気の層が色彩に加味し、グレイズを繰り返すので、いちど塗った色を再現するのは困難です。