26日夜7時のNHKニュース。
行き過ぎた校則の見直し提言が報じられました。
それぞれ各学校で決められた「校則」
生徒手帳に様々な「きまり」が書かれています。
女子生徒の下着の種類・色については、案外女性教師がうるさいものです。
夏が近くなると、女子だけ集めて女教師による『女子指導』
案外、男性教師は細かくありません。
むしろ、頭髪の色・髪型・制服に目が行きます。
教師による服装検査。
朝、生徒玄関で、朝礼で、朝の会で、
普段廊下でのすれ違いで。
工場の製品検査のようです。
厄介なのは目に見えない「校則」です。
今までどうでもよかったことが、「きまり」になると『きまり』がひとり歩きします。
『きまり』を守ることが使命となり、正義に変わります。
『きまり』を守らないことが許せなくなります。
教師の目がセンサーに変わります。
学年で、部活動で、清掃場所で、給食の配膳室で、
『きまり』があちこちに貼られます。
そして、目標達成のための
各クラス独自の『法律』が施行されます。
決めるのは担任の一存。
家庭学習の課題を出さない生徒が一人でもいたら、班全員が昼休みなしで学習会。
連帯責任が課されます。
担任の名誉がかかっています。
学年の廊下の壁で
その場・その時・その担当者のやり方、工夫、しきたりが『きまり』になります。
生徒に区別はつきません。
教師の仕事は『きまり』を守らせること。
生徒の『管理』そのもの。
チェック、チェック、チェック…!
憲法、法律、省令、閣議決定、条令、施行規則、命令、判例、通達…
そして「校則」?
身の回りには『決まり』が蜘蛛の巣のように張り巡らされています。
生徒は自分で考えることなく『ルール』に従います。