明治44年(1911)に描かれた油彩画『最上川(本合海)』

高橋由一の長男源吉が描きました。

本合海は松尾芭蕉と曾良が舟に乗って最上川を下った船着き場です。

(画面左奥)

この絵は長く旧山寺ホテルに飾られていました。

しかし、損傷が激しく、2019年修復のためクラウドファンディングを立ち上げ、東北芸術工科大学の「文化財保存修復研究センター」担当 中右恵理子講師さんが修復に携わりました。

「山形市街図」高橋由一1885年(明治18年)頃

初代の山形県庁ですが、この建物は明治44年の山形大火で焼失しました。

現在2代目県庁『文翔館』に複製が掲げられています。

民間の中にも多数、高橋親子由来の作品が眠っているかもしれませんね。