教師は教務室が好きです。
特に若い先生は、放課後は夜遅くまで教務室及び休憩室で過ごします。
部活が終わるとコンビニでお弁当やおやつを買い込みます。
そのまま帰宅はせずまた、学校に戻ってきます。
休憩室で食事をし、コーヒーを飲んでテレビを見てくつろぎます。
夜9時もしくは10時に自宅に帰ります。
仕事、の場合もあります。
しかし、そうでない場合もあります。
ある先生は、独身の年配の方です。
担任でも部活動の主顧問でもありません。
放課後部活動を少し覗いて、勤務が終わる4時半にいったん帰ります。
買い物、夕食をすますとまた、学校に戻ってきます。
ほぼ、人のいない教務室で9時過ぎまで仕事をします。
退勤簿にはきまってその方の名前と、時間が記録されています。
その方は、授業のない時間はほんとにずうっとおしゃべりしています。
一度話し出すと止まりません。
その方は、夜アパートに戻っても一人なのでまた学校に来て「仕事」をしています。
夏は冷房、冬は暖房、給湯・電気代も節約できます。
ひとり、ふたりが残る教務室は煌々と明かりがともります。
それら光熱費も、すべてコストです。