今年7月1日をもって、10年ごとに教員免許の更新が必要な「教員免許更新制」が廃止となります。それ以降に有効期限を迎える免許を持つ教員は、講習の受講や更新の手続きが不要です。

私も数年前に「教員免許更新」を受けましたが、受ければ久しぶりに他校の教員仲間と再会したり、勉強好きの私には面白いのですが、これで免許更新に役立つかと言えば?です。

講習時間は30時間。時期は主に授業のない8月。講師は大学の先生。大学の先生こそ免許更新を受講した方がいいのかな、と思ってしまう。

社会科は地理・歴史そして公民分野。その公民も憲法・経済・政治、現代社会の問題など多岐に及びます。

美術の免許を持っていても30時間以内。

私は免許の種類でいえば工芸もあります。

30時間という制約の中で、受講しない教科・分野が多くあります。

そして、教員の仕事は教科だけではありません。

道徳・学活・総合的な学習の時間、地域特有の領域など。

「教科」の受講をもって「教員免許」とは言えないでしょう。

更新制を実施しましたよというアリバイ作りじゃないのかな、と思います。

 

夏休み。秋に行う体育祭の応援パネルづくり。