授業で映像を見せるだけで済むなら、学校に来ないで家でEテレを見ていればいいことになります。しかし、そこが授業の役割です。教師の演出、構成、語り口、問いかけが大事です。
生徒にとって教科書の習うページは、初めて出会う場面です。何が書いてあるのか、どういう意味があるのかが分かりません。1単元見開き2ページでいくと年間授業時間が消化します。そのペースが案外大変です。
が、より単純化し概念化し意味付けすると次につながります。授業展開が始まります。教科書で迷子にならないように隅々まで説明します。
これを50分の中に無駄なくスピーディーに組み込む。
社会科は異分野の混在した総合科目です。
今日おかれた国際社会の中での、日本の位置づけと絡めつつ学んでいくと、異分野が統合されます。
時折ショートタイムで「ピタゴラスイッチ」を見ます。
シャーキーンもありました。「終わる瞬間」はそれぞれの職業の一日が、極めてコンパクトに伝わります。
こういった場面を視聴すると、映し出されたものに注目し、映像の流れの意味に気が付きます。
すると、歴史的・地理的映像を見た時も、そこにある意味に気が付きます。
教科書に載っている写真を見ても、記憶として映像に変わります。意味がつながってきます。
五感が活きる瞬間です。