特別支援の子は目が離せません。

ことばが十分でないので、「言った」だけではその通りになるとは限りません。

安全面も心配です。

通常学級であれば何かあった時、「言いました」「指導しました」「おたよりを配りました」で言い訳できます。しかし、特別支援は、言ったあとも経過やその後も見届ける必要があります。

生徒の行動に教師も合わせる。簡単なことのようで難しいことです。

授業の準備や点検そのほかの仕事ができるのは、皮肉なことに休日でした。

しかし、生徒とともに動き回ることで、常に生徒の様子を見届ける習慣が身に付きました。

子どもは寄り添うだけで安定するものです。

勤務校が替わっても、部活動に顔を出さなかったり、係り活動や清掃・給食準備など、生徒の活動に付き添わない教師が多かったのですが、私は常に生徒と一緒にいるクセがついていたので、生徒一人一人の様子がよくわかりました。

「言った」だけでは見えない部分が多くあります。

共同制作でつくった金閣寺。

ひとりではできないことも、それぞれができることを組み合わせることで作品がうまれます。