大学4年生は大切な準備をしなければなりません。
2度目の私はその学年ですべきことがよくわかります。
いいことも悪いことも身をもって味わっているからです。
私が中卒で社会人のままだったたら、周りの人のように一経済人の道に飛び込んでいたでしょう。
しかし、ある程度学んで自分を知り物事の分別が付くと、実業の世界の難しさが分かってきます。
松下幸之助のように小さい時から実業の世界で段階を踏んで仕事を増やすことは案外抵抗がないものです。
「あるものを活かす」
そう考えた時、社会科と美術科教員の免許が複数あるのは強みです。社会人経験もあります。
その当時は作家をしながら美術教師をするのが一般的でした。
受験勉強はもう何度もやりなれています。
金沢大学生協には教員試験の教科ごとの問題集・各都道府県ごとの過去問・法規・教職教養・論作文・面接対策など豊富にそろっていました。
分野と量は大学入試センター試験より広範囲なので、問題集を徹底的に使いこなしました。
日々頭はさえわたります。
が、ひとつ壁に直面します。
必須に水泳がありました。
ところが私はまったく泳げません。
美大に行くとき毎朝登った天神坂。
椿原天満宮は坂の登り口にあります。
お宮にある『筆塚』
私は今も筆を使い終わったら筆に一礼します。
冬が終わると、真っ先に咲く紅梅。