美大の職員は学生を生徒と呼びます。

市立なので人事異動は市内の小中学校幼稚園も含みます。

数ある教育施設のひとつという認識なのでしょう。

学生数約600人で他学部のどこの誰かもよくわかります。

自分のロッカーも、学年の教室も、制作スペースもあります。

数千人規模の東北学院のようなカバン持ちのジプシーとは異なり、

自分の所属、居場所が明確です。

 

私の場合、一般教養と教職単位を採ってあります。

申請すると受講免除になります。

が、認定されたのは9月過ぎ、しかも教職単位は石川県の規則で認定されませんでした。

美術必須科目は当然採るつもりでしたが、

教育原理、青年心理などは再度受講になりました。

複数免許取得は必要教科受講でどの大学でも採れるはずなのに、

金沢は別だ、と言います。

加賀100万石は別格なのだと納得することにしました。

美大のスケッチ旅行で行った福井県三国東尋坊。

その当時は今日の写実ブームではなく、抽象かアクションかで反具象が吹き荒れていました。

私の風景画も好感はもたれても評価されませんでした。