伏線なのか、単なるかぶりか怠慢か、

大河ドラマ同様、朝ドラも同じことを繰り返します。

水戸黄門同様、ワンパターンのマンネリにむしろ先が見通せる安心感と平安を見出すのが日本人なのでしょうか。

ネットでの評判よろしからぬ「風、薫る」

明治好きの私にとっては、むしろその時代に浸れて幸いなのですが、

頻繁にある歴代朝ドラ再放送を見ると、今の朝ドラかと勘違いするくらいです。

衣装やセットが同じ。

明治の雑貨屋は、ステンドグラス。

ドラマが変われば、戦前昭和の喫茶店に早変わりです。

今回は看護師さんの物語。

前作「ばけばけ」の終わりの、ナスの場面に「これはナースの伏線か」とネットで騒がれれば、ならば「ばけばけ」で司の介が投資で大損したウサギも伏線に思えてきます。

使いまわしが多いのも、受信料収入減の影響ですかね。

それとも空振りに終わった4Kの穴埋め?

洋書や翻訳本が出回るのがこのころからで、洋行帰りのエリートが日本で活躍します。

高給取りのヘブンさんが解雇される背景となります。

絵描きや版画の彫師・摺師も出版界で活躍します。

牧野富太郎も石版画にいそしみます。

出版は当時のメディア勃興です。蒸気機関による鉄道・汽船ももちろん、電信は明治維新とともに開始し、日本の電信網は10年で行き届きます。情報革命です。

1900年、明治33年に『明星』が出版されます。

文芸総合雑誌は昭和のやなせたかしの『詩とメルヘン』につながります。

レコードの発売が1903年からなので、デジタル化やネットなど、技術や機器の違いはあれ、明治の中期以降、今日あるメディア体制はすでに出そろっていました。

ただ、1923年の関東大震災、1929年の世界恐慌、

その後の世界大戦と戦後の混乱期を含めて、長い中断期間があるだけで、基本的に、今日の私たちの生活スタイルは明治30年代と変わりません。技術革新があるだけです。

自由民権運動も明治維新後の言論運動ですし、大正デモクラシーの理念が実現するのは戦後占領下です。

時代を俯瞰すると、私たちは何ら変わらないことがわかります。