キッチンの棚は、ホームベーカリーと精米機を入れる所はある程度サイズを気にしたが
ゴミ箱類や、洗面所の棚のたかさにしても、それほど気にせず割り振ってしまった
押し入れの仕切りについても、
サイズはどうするかを描いて、アパートのサイズを参考に
高さや、仕切りの設置を記入した。
本当ならパソコンで図面を書くところだが、
アナログな私ができるわけがなく、結局この下書きを渡してしまった
大工さんはその図面を見ながら、一緒に確認を取り
丁寧に慎重に作ってくれた
洗面所の造作棚の失敗はアメトピに載せて頂いたが
もう1点の大きな後悔ポイント
それは寝室の押し入れの仕切りだった
これは洗面所とは比べられないくらいの失敗である
どんな人の常識でも、押し入れに布団をしまう時は積み重ねるだろう
それを、私は積み重ねるのではなく、布団を縦に立たせてはどうかと考えた
なぜなら、マットレスの布団があったためだ
自分としてはすごいアイディアと思って、大工さんにも話をした
ところが、実際住んでみて、押し入れに布団をしまおうとした時に、
ごくごく普通の敷布団の場合、縦にしまうには腰がなく滑ってしまう
マットレスでさえ、余裕がなく、そこまでうまくしまえない
スッキリしまえない
入れにくい
とにかく不便である事に気づき、
いつしか、押し入れにはしまわず、寝室の端に布団がたたんで置かれるようになった
仕切りがあって普通に積み重ねられないのなら・・
もう仕切りを切るしかない
建築家の友達に相談してみた
「のこぎりで仕切り、切ってくれない」とお願いしたが
「そこまで重大な作業は、大工に頼め」と断られた
家ができてすぐ、現場監督さんが来た時に
格安でやってもらえないかと相談し、笑いながらも承諾してくれたと思っていたが
工務店さんも大忙しで忘れてしまったのだろう
一向に押し入れは直らず、そのままで2年が過ぎた
でも、もし、あの仕切りを切っていたらと思うと、
スッキリしまえたのだろうが・・
大工さんが私の図面通りに丁寧に造ってくれた棚
自分の浅はかな図面のせいで、切る事になったら申し訳ない
布団はしまえないが、仕切りがあってもなくても、
実はアパートの時も押し入れにはしまわず
最短で布団が敷けるように、部屋の隅に重ねていたのだ
よく考えたら、アパートと同じではないか・・
そういえば、一人暮らしの時もそうだった
こんな横着者の女がいるのだろうか
横着者、ずぼらな性格がばれてしまうが
押し入れの仕切りは右はぬいぐるみ置き場と化し、左は毛布置き場となり、
現在、意味の分からない仕切りとして活躍している
大好きなくちなしとアジサイ
耳かき大好きな私は懐中電灯を頭に付けてやっている。こういうのほしいわ~