55年明治学院大学文学部英文科を中退し、俳優座養成所7期出身(同期には田中邦衛、山本學、井川比佐志など)の藤巻潤(1936~)は、58年1月大映東京に第11期ニューフェイスとして入社。
当初は端役が続いたが、『銀座のどら猫』(60)で初主演を飾る。
端正な顔立ちと堂々とした肉体美、スポーツマンタイプの明るい個性で人気を博す。
71年末の大映倒産後は大映テレビに入社(75年退社)テレビでは『ザ・ガードマン』『鬼平犯科帳』などに出演。時代劇、刑事ドラマのゲスト出演が多かった。
映画は『赤穂城断絶』(東映78)
『悪魔が来たりて笛を吹く』(東映79)
『黄金の犬』(松竹79)
『徳川一族の崩壊』(東映80)
などがあり、武士と刑事がよく似合う。
極真会館創始者として有名な大山倍達(ますたつ)は義兄(自身も柔道2段)
『鬼平犯科帳』には萬屋錦之介版(小房の粂八)と中村吉右衛門版(五鉄の三次郎)の両方に出演している(劇場版にも出演)
武士役が大変似合った。
刀だけでなく、槍を持たせても様になった。
山岡徹也と
曽根晴美と
堀田真三と
水上保広と
倉野章子(俳優角野卓造夫人)
手塚理美と
左は牧野博美
吉本真由美と
朝加真由美と
和崎俊哉に介錯される
右は水島かおり