テレビ時代劇、刑事ドラマのゲスト出演(悪役、善人役)が多かった長谷川明男(1941～)は成立学園高校卒業後、63年東宝制作の『あの娘に幸福を』『林檎の花咲く町』などの青春映画に出演。
64年には大映制作の市川雷蔵主演『剣』では、主人公を尊敬する剣道部の後輩役を演じる。
『あゝ零戦』(大映65)
『あゝ海軍』(大映69)
『海軍横須賀刑務所』(東映73)
『あゝ決戦航空隊』(東映74)
『二百三高地』(東映80)
などの戦争映画に出演することが多い。いずれも誠実で善良な軍人役を好演。
日活ロマンポルノ作品『白く濡れた夏』(79)では、池波志乃を相手に妻子持ちのカメラマン役を演じた。
『仁義なき戦い・頂上作戦』(東映74)では、色男のやくざ役。渚まゆみ相手に情交に耽るも、最期は夏八木勲に鼻を削ぎ落とされ、殺害される場面は圧巻。
女優新藤恵美(『美しきチャレンジャー』のヒロイン)は元妻。
テレビ時代劇作品では、善人役から悪役、身分も幕府重職から武士、商人、やくざと多岐に渡る。刑事ドラマにおける、エリートの犯罪者役も忘れられない。
『必殺仕業人』第24話では、同心木久原をコミカルに演じている。
右は夏純子
藤田まこと(中村主水)と
荒砂(あれさ)ゆき
日色ともゑ
朝丘雪路
浅茅陽子
東宝ポルノクイーンのひとり、池玲子と
文学座出身の服部妙子と(テレビ時代劇の出演多し)
長門勇と
長谷川哲夫と(『水戸黄門』の徳川綱吉役が有名)
藤岡重慶と
田口計と
今なお“スガカン"の愛称で親しまれている菅貫太郎と
『大江戸犯科帳SP・筆頭老中への陰謀』より
西郷輝彦(右端)里見浩太朗(中)
個性派俳優中尾彬と
左は鹿内孝
公開処刑
