岡田英次 | 松平蘭之助令和日記

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映画、テレビ、歴史、音楽、酒、食、おっと艶っぽい話を忘れてはいけないぜ。

日本人離れした彫りの深い顔立ちから、フランスの二枚目映画スター、ジャン・マレーに似ていると言われた知性派俳優岡田英次(1920~1995)は千葉県銚子市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。46年に新協劇団(第二次)に入団、54年同劇団の分裂で退団、木村功らと劇団青俳を設立、後に現代人劇場を経てフリーとなる。61年劇団・劇空間カクテルを結成したこともある。

 

映画初出演作品は『花の素顔』(松竹49)翌年松竹制作『また逢う日まで』の女流画家役久我美子とのガラス越しの接吻は、話題を呼んだ。

 

映画は芸術、社会派から娯楽(時代劇、やくざ映画、日活ロマンポルノ)に幅広く出演している。

 

日仏合作『二十四時間の情事』(59)『侵略』(米62)『ザ・ヤクザ』(米74)など海外の映画作品に出演、国際派俳優でもある。

 

性格は真面目(安藤昇談)であるが、同郷の俳優内田良平は岡田を"エイタン"と呼んで慕っていた。

 

日本演劇界において数少ない(今も少ない)知性に裏づけられた演技力の持ち主。また高い知性を感じさせる低音も魅力的であった。

 

後年は杉良太郎劇団において活躍。『同心暁蘭之介』(フジテレビ)では、北町奉行所与力榊原主計役で出演している。

 

右は高品格

責任感に満ちた顔つき、男はかくありたいお願い

海の近くで育ったのか、舟を漕ぐ手付きも慣れている🌊🚣‍♂️

藤田まこと(『夫婦旅日記さらば浪人』)と共演

野川由美子と

夏樹陽子(『吉宗評判記暴れん坊将軍』でのお庭番おその)

岡本広美(日活ロマンポルノに出演していた)

根岸明美(日米合作『アナタハン』のヒロインで知られる)