鋭い眼光、隈の深い特徴ある顔立ち、知性と残忍さが混沌とないまざった個性派俳優戸浦六宏(1930~1993)
京大文学部在学中に同窓の大島渚らと学生運動、演劇活動に奔走し、卒業後は教職に就くも大島監督のすすめもあり、『太陽の墓場』(松竹60)で俳優デビューすると同時に教職を辞す。
以後は大島監督の作品だけでなく、他社制作の映画作品にも数多く出演している。
『陸軍中野学校・雲一号指令』(大映66)
『日本のいちばん長い日』(東宝67)
『宮本武蔵』(松竹73)
『女囚さそり・第41雑居房』(東映72)
『真田幸村の謀略』(東映79)
『戦場のメリークリスマス』(日・英合作83)
またロマンポルノ『続ためいき』(74)『オリオンの殺意より・情事の方程式』(78)にも出演している。
テレビ時代劇の悪役でお馴染みであり、幕府、藩の重職、訳ありの浪人役に、その名演技が光る。
AV監督東良美季は実子。遺作は『私、なんでもします!』(エクセス93)不能の大学教授役。
左は山本昌平、
高橋英樹主演『旗本退屈男』では、中原早苗(深作欣二監督夫人)と夫婦役。
左は山本紀彦(としひこ)、
左は天王寺虎之助、
『桃太郎侍』より、
勝部演之(のぶゆき)と、
高橋英樹(桃太郎)と、
右は武藤英司、
風間杜夫主演『銭形平次』では、善良な医者役で出演している。
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