御木本伸介（1931～2002）の生家は、加賀前田家の御典医を代々つとめた家柄。
立教大学在学中に「戦艦大和」（新東宝53）で初出演。
55年大学卒業後、新東宝に入社。主に二枚目役として活躍。
「軍神山本元帥と連合艦隊」（新東宝56）
右は杉江廣太郎。
62年新東宝解散後はフリーとなり、「柔道一代」「アジアの曙」（ともにTBS）に主演したが、大半は時代劇の出演作品が多い（悪人役、善人役を含めて）
「あゝ予科練」（東映66）
右から御木本、富司純子、太田博之。
「新選組」（三船プロ／東宝69）
「赤穂城断絶」（東映78）
「鬼平犯科帳」には、萬屋錦之介版と中村吉右衛門版で与力天野甚造役として、レギュラー出演を果たす。
御木本氏の芝居には強烈な個性（アクの強さ）を欠くが、押し出しのよい貫禄と気品は御木本氏だけの得難い魅力であり、現在の俳優にはそれらの美点が見出だせないのも、事実であろう。
中尾彬と（左）
黒部進と福本清三を従えて、
善人に見えるが・・・😅
高城淳一と、
伊藤高と、
長谷川弘と、
左、五十嵐義弘。右、木谷邦臣。
「出合えっ！」
中田博久と。
