リンパ浮腫治療開始しました | みちえ鍼灸院のブログ

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看護師でリンパ浮腫指導技能者の資格を持つ鍼灸師が鍼灸院を開院いたしました。鍼灸治療に加え、リンパ浮腫治療も行えます。

こんにちは。お灸教室開始に伴い、お灸の話を中心にブログを更新してきましたが、少しの間休憩して、今日からリンパ浮腫の話を少しづつ更新していきます。
 
なぜリンパ浮腫治療を開始することになったかと言いますと、「リンパ浮腫の治療をしていますか?」「リンパ浮腫の特別なマッサージできますか?」など、リンパ浮腫を発症して困っている方々が私の鍼灸院にお電話を下さったことがきっかけになりました。リンパ浮腫治療は、以前勤務していた病院で「リンパ浮腫外来」を担当させて頂いていましたので、そのことをご存じの看護師さんや、医師からの紹介の方々からの問い合わせでした。リンパ浮腫指導技能者としての技術を眠らせている場合ではないと感じ、リンパ浮腫の治療(複合的理学療法)を鍼灸院で再開させていただく事に致しました。
 

ニコニコリンパ浮腫って何?ニコニコ

 

リンパ浮腫は、その多くが子宮がんや卵巣がん・乳がん、男性では前立腺がんなどの手術後に発症します。以前は、手術後の約5%に発症するといわれてきましたが、最近は25~30%とされるようになりました。手術方法が変わったわけではなく、むくみを自覚しただけでも統計に加えられるようになったためと思われます。

 

子宮がん・卵巣がん・前立腺がん・乳がん等の手術では、リンパ節への転移の可能性を考えて、骨盤内やそけい部(太もものつけ根)・腋窩(わき)にあるリンパ節が切除されます。そのため、リンパ液の流れが悪くなり、脚や腕の皮下組織にリンパ液がたまり、脚や腕がむくんできます。この状態をリンパ浮腫といい、手術をしてから半年~1年後くらいであらわれることが多いようです。何年経ってもリンパ浮腫にならない方もいれば、10年以上経ってリンパ浮腫があらわれる方もおられます。同じ手術をしても、個人によってリンパ浮腫のあらわれ方や程度は異なります。

 
音譜みちえ鍼灸院では、一般的に行われている複合的理学療法といわれる治療をさせて頂きます。施術時間は60分~90分必要ですので、電話での予約が必要です。また、医師からの紹介状が必要な場合もあります。