「私、若い男性みたいに筋肉増やすのはムリだから、筋トレしても糖尿病は良くならない
んじゃないかしら?」と言ってる、そこの奥さん!
そんなことはありまへんで。
私は、糖尿病を治すために筋トレを始めて2年余り。
テニスもやっているので、ずっと筋トレというわけではないが、この2年で
どれだけ、筋肉量が増えたかというと・・・
ほぼゼロ!
←テメー、偉そうにしながらチンタラやってたんじゃねーのか、このタコ!
との声が聞こえてきそうだ。いや、チンタラはやっていないが、筋肉をモリモリ増やせなくても、
糖尿病は治していくことはできるのである。
筋肉を増やすことを目指すのはいいことだ。
ただ、中年にもなってくると、そうそう筋肉は増えるものではない。
例を挙げると。。。
運動経験のない50才ぐらいの女性が、筋トレを始めた。
日本最高のパーソナルトレーナーをつけて、最高の筋トレと食事をとって、
筋肉美を競う大会にも毎年出続けた(リブログ記事の主である)。
身長は160cm前後、体重は50kg前後。5年間で筋肉が約5㎏増え、脂肪が約5kg減った。
最高のトレーニングと食事をしても、年間に増える筋肉は平均して1kg程度であった。
増量期と減量期を厳格に設けた結果の数字である(糖尿病患者に全く同じことはオススメできないが)。
筋肉増と脂肪減を同時に実現させることは不可能だから。
まあ、脂肪を含む体重が無限に増え続けてもいいのなら、もう少し筋肉は増えただろうが。
私の場合、体重を減らしながらの筋トレなので、そもそも筋肉を増やすことは
無理であった。減ったのがほとんど脂肪だったから治ってきたのである。
体重が減れば、筋肉は減る。体重が増えれば、脂肪が増える。
これを完全に避けることは、素人には不可能だ。
少しでも、その度合いを減らすために筋肉を鍛える。
そして、筋肉を増やせなくても、筋肉を鍛える運動そのものが糖尿病に効果がある。
ただ、チンタラやっていても効果はほとんどない。
自分のベストさえ尽くせば、筋肉はそれほど増えなくても、必ず効果は出てくるはずだ。