中国の大問題 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

今週を切り抜ければ、来週中からは夏休み。

今週も飲み会が多い。


しかも天気わるそうだし。


今日の一冊。


中国の大問題 (PHP新書)/PHP研究所
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尖閣問題から、悪化している日中関係。


出口が見えません。


本書の著者は、前の中国大使で伊藤忠商事の名誉会長でもある、丹羽宇一郎氏。丹羽氏と言えば、経済人として著名ですが、民間初の中国大使ということでも注目を集めた人物です。


本書は、その大使時代や、伊藤忠商事でビジネスを通して経験した「中国」を紹介し、日本が将来この隣国とどう向き合っていくかを提言する、という内容になっています。


私も含め日本人の多くが、中国に対し不快感を持っていますが、丹羽氏は感情論ではなく現実論から考えられる付き合い方をすすめています。そのため、本書の中でも書かれていますが、世間では「親中派」と目されていることも自覚しているようです。ただ、真意はさにあらず。「日本の国益を考えない日本人はいない」と言っています。


本書では中国国内の様々な問題を取り上げています。ただ、様々な問題はあるにしても将来的にはアメリカと並ぶ超大国になることは議論の余地がなく、日本としてもうまく付き合う必要性を訴えています。


本書の中で気になったところは、終章の日本という大問題というところ。


日本の国力が間違いなく低下しつつあり、将来にわたってもその流れは避けられないです。一方で成長する中国。これから、両国のパワーバランスが崩れていくなかで、日本自体の立て直しの必要性を痛感しました。特に教育に関しては、大学進学率はOECD平均を下回る、GDPに対する教育費の負担割合も同様の傾向にあり、大変不安を感じざるを得ません。


ともあれ両国の関係改善に向け、何らかの動きがほしいところ。


政治の力が試されるところです。


龍.






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