英仏百年戦争 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

なんだかんだとトラブル多い。

今週、来週でリカバリ予定。


・・・できるか?


今日の一冊。

英仏百年戦争 (集英社新書)/集英社
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世界史で一度はならうところ。


100年も戦争していたなんて、両国は仲が悪かったという印象が残っています。


本書は100年戦争について丁寧で分かりやすく解説してくれています。著者は直木賞作家の佐藤賢一氏ですので、読み物として楽しめる内容になっています。


「最初は黒太子エドワード皇太子で、イギリスが勝つ。最後はジャンヌ・ダルクでフランスが勝つ。」

大ざっぱな流れとして、このように記憶している人も多いと思いますが、歴史にはフィクションがつきもの。それぞれの国の立場でプロパガンダされている部分も多く、正確に把握するのはなかなか難しいものです。イギリスではシェークスピアが、そのフィクションに手を貸した結果、それが史実となってしまっているところもあるとのこと。


そもそも英仏戦争ではなく、100年戦争でもあったかどうか疑問です。


イングランド王は「フランス人」。


フランスの一領主がたまたまイングランドを支配したことによって、争いが生じたため「国」と「国」との戦争というよりは、単なる貴族どうしの戦いであったといえるのです。


このいわゆる100年戦争を通してはじめて「国家」というものが意識されるようになったと著者は指摘しています。


それにしてもジャンヌ・ダルクのくだりは、脚色された歴史を暴くという意味で興味深い、というより史実を知るとロマンがなくなる典型例です。


その他、100年戦争で活躍した(とされる?)人々の業績について、面白おかしく記述されています。


ただひとつ難点は、同じ名前が××× ○世という形で数多く出てくること。少し時間をかけながら読まないと混乱することになりかねません。


龍.




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