のぼうの城(下) | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

ゴールデンウィークも終わり、普通の日曜日。

と思いきや、連休中に溜まった仕事を整理しています。


「休んだら働く、仕事したら遊ぶ」、結構実践しているかも。。。


今日の一冊。

のぼうの城 上 (小学館文庫)/和田 竜
¥480
Amazon.co.jp

上巻に続き下巻。




物語は上巻の最後で、石田三成との全面戦争に突入。圧倒的な戦力差をどのように切り抜けて行くかがポイントです。




緒戦は各戦線で、ひとくせもふたくせもある部下のすばらしい働きにより、切り抜けることができたものの、最大の難関が待っています。




「水攻め」




備中高松城の攻略戦で秀吉が使ったものを、今度はその部下である弟子でもある三成が行うのです。




歴史上、この水攻めの大失敗は三成のその後のキャリアと運命に多大な影響を与えました。しかし、小説である本書では、その失敗に導いたのは「のぼう様」こと長親の策略によると、示唆しているのです。




歴史の真実は分からないものの、小説としてはよくできています。




本書は、いろいろな登場人物の視点から描かれています。しかし、本人の視点が全く欠けているため、状況や語っている人物の偏った評価から話を理解して行くことになります。



ミステリアスな人物は最後まで自分の視点を使っていません。




こういう描き方で主人公を描く作品は、いくつか読みましたが、主人公の性格がポイントとなる本作品では読ませるものにより考えさせるという効果があります。




考えながら読む割には、ストーリー展開が速く、一気に読める作品でした。




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