実録 江戸の悪党 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

昨日は同窓会。

久しぶりに会う同級生は、自分と同じくらい年をとっていました・・・


飲みすぎた・・・


今日の一冊。

実録 江戸の悪党 (学研新書)/山下 昌也
¥819
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悪党がヒーローになるというのは古今東西、共通しているのでしょうか。


本来、悪いことをした人であるはずなのに、時代がくだるといつのまにかヒールがヒーローになってしまいます。


江戸時代には、そういった有名な悪党が数多く輩出されました。鼠小僧、日本左衛門、稲葉小僧そして歴史の授業でも登場する由井正雪など。


どの悪党も民間の言い伝えでは、「魅力ある」人物として語られています。しかし、事実は?というと、単なる強盗であったり、人殺しであったりと、とうていヒーローとは呼べない所業をしています。


江戸のまちは治安がよかったということですが、民間人の間ではお上に対する不満がかなりあったのでしょう。その不平不満のはけ口が、そういった悪党をヒーローに仕立てていったのかもしれません。


本書を読んでいると、悪党の実態はやはり悪党だということがよく分かります。


そして、時代の前後を問わず、そういった悪事に手を染めるきっかけは、「ノム・ウツ・カウ」。


これは現代の犯罪でもお決まり。


定番です。


人間の本質はそれほど変わらないのだな、と妙に納得してしまう一冊でした。


龍.