空白の桶狭間 | 龍の毎週つまみ読み 書評

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一週一冊。ジャンルで多いのは、ビジネス、文芸、歴史、教養、社会、時々ミステリー。

読んだことのない本でも、"つまみ読み"した感じになります。

フレーズどんどん使ってください。

いつも通りの日曜。

午前中は仕事の調べごとに費やし、午後からは自転車とジム。




今日の一冊。





空白の桶狭間/加藤 廣


¥1,680

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桶狭間奇襲戦は不思議なことばかり。




歴史上まれに見る大逆転勝利は、陰謀のにおいがします。




なぜ、信長は勝てたのか?



数々の資料は不自然なものばかり。




本書は、「信長の棺」「秀吉の枷」の歴史感、人物感が引き続き採用されています。




信長ファンには少々納得いかない内容となっています。本書では、秀吉のさまざまな策略の結果、謀殺に近い形で決着がつけられています。




信長の棺の最後の種明かしである、「秀吉の出生の秘密」が全面に出された内容です。




本書での読みどころは、信長と秀吉の対話の場面。




手打ちにされる寸前のところで主君を説得する様は、緊張とともに秀吉のずば抜けた才能を描いています。




惜しむらくは、謀殺の場面。少し設定に無理があるようです。




歴史上のミステリーといえる桶狭間。




今後、このような独自の解釈による本がまだまだ生まれる可能性が感じられます。




龍.