今年も実動1週間を残すばかりとなりました。
今日は休もうか仕事しようか考え中。
本日は2008年のノーベル経済学賞(Nobel Economics Prize )を受賞した米プリンストン大学(Princeton University )のポール・クルーグマン博士の一冊。
- 格差はつくられた―保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略/ポール クルーグマン
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アメリカの経済格差の問題について本音で語った一冊。
最近、日本でも経済格差の問題が顕在化してきていますが、本家本元のアメリカではその格差が桁違いです。いままで、その格差の原因は、「グローバリゼーションの影響」とか「社会主義崩壊による資本主義の行きすぎ」とかで説明されてきました。
本書で博士はそれを否定し、その原因を明確に指摘しています。
人種差別が経済格差を生んだ、と。
アメリカは多人種国家ですが、保守派の根底にあるのは「白人優位」という思想です。そのため、あらゆる機会をとらえて、保守化を進めようとしたのが「保守派ムーブメント」と呼ばれる人々。
保守派ムーブメントは、やがて共和党を支配するようになります。
ブッシュの政策はあらゆる面で、この保守派の影響を受けていると指摘しています。
本書を読み進むと、現在のアメリカが理解できます。
また、「なぜ、いま、オバマなのか」ということも納得できます。
中産階級の幸せなくして、国家の繁栄なし、という博士の信念は、そのまま日本にも当てはまるのではないでしょうか。
龍.