上田晋也「赤面」 | やっぱJ-POPが好き 自己満日記

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J-POPと本が好き。水着が食い込んだアイドルの尻はもっと好きです。週末は図書館をうろちょろする、ケチで自由な独身のオッサンです。もちろん友達はいません。

上田さんがまだ20代だった90年代の話を中心に綴ったエッセイ「赤面」。

 

コント山口君と竹田君の付き人として、相方の有田さんとともに芸能の世界に足を踏み入れた時の話や、バラエティー番組「ボキャブラ天国」の常連芸人として人気を得た当時の話、プライベートの話など、まだまだ青かったあの頃の赤面してしまう話を、駆け出し中の若手芸人さながらの勢いで笑い話にもっていう上田さんの文章が面白かった。もちろん、あの「たとえツッコミ」も存分に堪能できる。ちょっとしつこいくらいに。

 

本書のなかでもとりわけ笑ってしまったのは「予知」というタイトルのエッセイ。以前から高い予知能力を持っていたという上田さんが20代後半に体験した「誰に話しても信じてもらえない話」を綴ったこのエッセイは、予知といえるのかいえないのか、定かではない感じが可笑しかった。