鍋島焼第2回目です。
写真は古鍋島の青磁染付菊花流水文三足皿です。
器体は暗緑色の青磁釉が掛けられ、型打成型の縁立ちとなって、見込みには
染付と白磁で流水及び菊花文が描かれています。
裏面は蛇の目高台に錆釉が塗られ、チャツ跡が破線状に残っています。
青磁染付はわが国特有のもので、焼物の先進国中国にはない技術だそうです。
当初、初期伊万里から古九谷様式への移行期の青磁皿として購入しましたが、
高台を洗ってみると、少し撚れてはいますが、破線状のチャツ跡がでてきて、
鍋島であることが判明しました。購入時は高いなとは思いましたが、一目ぼれ
して購入しておいたのが正解でした。
口径21.9㎝×高5.9㎝×高台径14.4㎝
慶安・寛文期頃(1650~60年代頃)