バーチャル空間のビジネスと知財法務に関する近刊です。

 

XR・メタバース・web3のビジネスモデル、知的財産、契約、データ保護、ユーザー・アバター保護など、バーチャル空間のビジネス展開に向けての論点・課題と解決策を、経営者、研究者、実務家らそれぞれの視点から、わかりやすく解説したそうです。

XR・メタバース・web3のビジネスモデル、知的財産、契約、データ保護、ユーザー・アバター保護

バーチャル空間でのビジネスが注目され、市場が急成長を続けるなか、現行法はバーチャル空間に対応しきれていない(想定していない)面があるため、実務担当者としては、どのような課題・問題が発生し得るのか、実際に起こっているのかを知り、対策をとる必要があります。
本書は、ビジネス展開に向けての論点・課題と解決策を、経営者、研究者、実務家らそれぞれの視点から、わかりやすく解説。新時代のテクノロジーを活かした社会がどのように作り出されていくのかを知ることができます。

目次
第1章 バーチャル空間のビジネス
第1節 XR・メタバースの基礎知識と動向 久保田 瞬
第2節 「オープンメタバース」~Web3とメタバースが繋がったときに何が起こるのか~ 福永 尚爾
第3節 世界を包み込む「ARクラウド」 そのポテンシャルと課題 牛尾 湧
第4節 音のAR/MR 視覚に先行する“究極の体験”の正体 竹下 俊一
第5節 投資視点からみたメタバース 石村 尚也

第2章 バーチャル空間の知的財産
第1節 バーチャル空間におけるオブジェクトに関する意匠権と著作権、デッドコピー規制 青木 大也
第2節 バーチャル空間における商標の保護 平澤 卓人

第3章 バーチャル空間における取引と契約
第1節 メタバース/Web3時代のクリエイターエコノミーとは 水野 和寛
第2節 XR・オープンメタバース内のバーチャルオブジェクトの物権的保護の可能性と課題――法主体のモノに対する愛着と、人役権の機能に着目して―― 角本 和理
第3節 メタバースの開発・制作・利用における契約実務 関 真也

第4章 バーチャル空間のデータ保護
第1節 東京都の取組み:デジタルツイン実現プロジェクトを通じて 中村 友子
第2節 デジタルツインの文脈におけるデータの収集・利活用と権利処理に関わる課題と解決策 古橋 大地
第3節 データ利活用に関わる法律および契約実務 渡邉 遼太郎

第5章 バーチャル空間のユーザー保護
第1節 メタバース空間における倫理的・法的・社会的課題の解決に関する考え方 赤坂 亮太
第2節 アバターに関する著作権と人格権 原田 伸一朗
第3節 標識法によるアバターの保護 末宗 達行