今日発売のビジネス法務 2024年5月号では、秘密保持契約のベストプラクティスと2023重要判例まとめ・後編(知的財産権法ほか)が特集されています。

 

秘密保持契約では営業秘密に関する内容もあります。

重要判例まとめでは、3件がドワンゴ事件など知的財産法の判例です。独禁法の判例もあります。

 

知財関係者にお勧めの1冊と思います。

 

 

最新号の内容

2024年5月号

2024年3月21日発売号   1,800 円(税込)

特集1

秘密保持契約のベストプラクティス

特集2

2023重要判例まとめ・後編
(知的財産権法ほか)

 

特集1

秘密保持契約のベストプラクティス

秘密保持契約(NDA)は,法務が最も多く接する契約類型のひとつ。定型的にこなせばいいし,トラブルになることも少ない......。そんなふうに捉えられることもあるようです。 でも,"たかがNDA,されどNDA"。必要な規定を,適切かつスピーディに盛り込むにはどうすればよいか? 
本特集では,とりわけ効率化の観点から,NDAの最適解をさぐります。事業部と密なコミュニケーションをとり,契約交渉を円滑に進め,さらにはその先のリスク管理までを見据えたベストプラクティスをご紹介!

秘密保持契約の心得

NDA交渉における悩みどころと具体的対応

秘密保持契約の規定例と締結後管理のポイント

英米法の理解をベースとした英文NDAの考え方・作り方

営業秘密防衛の観点からみたNDA作成のポイント

営業秘密漏えいの典型的類型と初動対応

営業秘密漏えい確認後の実務対応

事業部と進めるNDA関連業務の効率化

地平線

企業と性暴力のゆくえ

Trend Eye

ホストクラブ等における不当な勧誘の法的問題

特集2

2023重要判例まとめ・後編
(知的財産権法ほか)

前号に引き続き,2023年に出された特に重要な判例の総まとめを行います。後編となる今回も,知的財産権法や労働法,個人情報保護法関連の事案等,重要な判例が目白押しです。今回の9判例も確認することで,2023年中の重要判例マスターを目指しましょう!

特許法/コメント配信システム事件
(知財高判令5.5.26裁判所ウェブサイト)

商標法/ルブタンレッドソール事件
(知財高判令5.1.31裁判所ウェブサイト)

著作権法/新聞記事の社内イントラでの共有について損害賠償が認められた例
(知財高判令5.6.8裁判所ウェブサイト)

個人情報関連/市情報教育ネットワーク不正アクセス事案
(前橋地判令5.2.17〔D1-Law.com 28311064〕)

独禁法/インクカートリッジの仕様変更と抱き合わせ販売等
(大阪地判令5.6.2裁判所ウェブサイト)

消費者契約法/購入チケットのキャンセル・転売の禁止
(大阪地判令5.7.21裁判所ウェブサイト)

労働法/正社員と定年後再雇用社員との基本給格差の不合理性
(最判令5.7.20裁判所ウェブサイト)

労働法/運送会社における時間外労働賃金の抑制手法としての割増賃金の計算方法の否定
(最判令5.3.10判時2571号95 頁)

税務/租税回避の目的・実態がない場合の外国子会社合算課税制度の適用に係る委任規程の解釈
(最判令5.11.6裁判所ウェブサイト)