週刊文春が、ワクチンを接種したら無期限の自宅待機と、タマホーム社長が社員にワクチン禁止令を出したと報じています。
俄に信じがたい内容だったため、自分も週刊文集の記事を読んでみました。
どうやら若い2代目社長が、ワクチンの危険性についてネット情報などを信じてしまい、幹部相手に(部店長会のような場?)熱弁をふるったようです。
しかし記事には、タマホームが会社としてワクチン禁止令を出した、決定したという話は出てきません。
記事に出て来るのは誰が書いたのか、わからない怪文書の類ばかりです。
「感染拡大防止対策に関する社内ルールに違反した場合、自宅待機を命じる」という内容を、どう読んだら「ワクチンを打ったら自宅待機」になるのでしょうか。
感染防止対策をしなかった者は自宅待機にするとしか読めません。
それにタマホームは、社長の父である会長(先代社長、創業者)(71)が健在なのですから、若い社長が暴走したとしても、それが即会社の意思決定になるはずがありません。会社には先代の幹部もまだ残っているでしょう。
タマホームは昨日のプレスリリースで、週刊文春の記事を否定しています。
https://www.tamahome.jp/qkeioebqx4/wp-content/uploads/2021/07/210722_notice.pdf
2021 年 7 月 21 日発売の「週刊文春」および 7 月 20 日付の「文春オンライン」において、弊社に関する事実と異なる記事(以下、本件記事)が掲載されております。
本件記事については、事実と異なる内容が含まれており、弊社があたかも、「ワクチン接種者は出勤不可(無給)」といったパワーハラスメントや法令に違反する行為を行っているかのような、誤った印象を与える内容となっております。
弊社においては、当初、ワクチン接種後の副反応を考慮し、ワクチンを接種した社員においては一定期間在宅勤務を行うものとしておりました。また、ワクチン接種が一定程度進んできた近時の状況等を踏まえて、ワクチン接種後に一律に在宅勤務とするのではなく、各社員の判断によって、出社、在宅勤務及び休暇の取得等を選択できるようにしております。なお、当然のことながら、在宅勤務期間中の給与等も適正に支払いを行っております。
問題だと思うのは、Yahoo!のコメント欄で有識者とされる「コメンテイター」達が、文春報道をうのみにしてタマホームを非難するコメントを書いている点です。
「報道が真実だとすると」と前置きしている方は1人だけです。
あまりに杜撰で無責任です。
大手住宅メーカーのタマホーム(本社・東京都港区)で、玉木伸弥社長(42)が社内に事実上の“ワクチン禁止令”を出していることが「週刊文春」の取材で判明した。複数の現役社員らが社内資料やメールを基に証言した。
【画像】「自宅待機期間中は欠勤(無給)扱いとする」と記された社内資料
今年7月上旬、玉木社長は、幹部らが参加するオンライン会議でこう訴えた。
「世の中がなんと言おうとも、ワクチン接種に反対です!」
約1カ月前の6月初旬、ほぼ全社員がオンラインで視聴した「経営方針発表会」ではこんな一幕があった。玉木氏が突然、「ワクチンを接種したら5年後に死にますからね」と口走ったというのだ。社員のA氏が明かす。
「ギョッとしました。その後『5Gがコロナ感染を引き寄せる』という意味のことも言いました。まったく理解できず、不穏な予感がしました」
6月中旬には、玉木氏は幹部に対し「ワクチンを接種した場合は無期限の自宅待機」
「(自宅からの社用)PCへのログインは禁止」などのルールを伝えたという。
ある支店に勤務する社員の親族・B氏が語る。
「ワクチンを打てば出社を拒まれ、それでも働きたければ『モデルルーム周辺の草むしり』や『配置転換』と言われ、閑職への異動がほのめかされるそうです。表向きは『打つか打たないかは個人の判断』とも言っているようですが、実質は『打つな』に等しい。持病があって早めに打ちたい人もいるのに、理不尽です」
その後に配布された、7月6日付の社内資料にはこう記されている。
「感染拡大防止対策に関する社内ルールに違反した場合、自宅待機を命じる」
「自宅待機期間中は欠勤(無給)扱いとする」
社員のC氏が語る。
「この資料自体はワクチンに関する記述を避けて作られています。ただ、普段からワクチンを打てば自宅待機と言われているため、『自宅待機=無給』はワクチンを打った際にも適用されると多くの社員は理解しています」
3年前、日大アメフト事件では、監督が違法タックルを指示したはずだと、マスコミが内田氏を袋叩きにしました。しかし、真実は違っていました。今回も同じ匂いがします。
責任感や能力のない者に権力やペンを持たせてはなりません。
記念すべき令和元年、もっとも派手な逆転勝利を飾った日本人は誰だったか。それは、“悪質タックル”問題で大バッシングを浴び続けた日本大学アメリカンフットボール部前監督の内田正人氏に違いない。ヒール役で有名になりすぎて後ろ指を指される人生最悪の窮地から、奇跡の復活を果たした人物である。