今週、10/25発売のジュリスト2018年11月号では、知財制度の新たな動きとして、不競法、特許法、著作権法の改正が特集で採り上げられます。

 

法学者だけでなく、実務家の弁護士、裁判官も記事を書いています。

ぜひ読んでおきたい特集です。

 

 

 

第196回国会で成立した不正競争防止法と著作権法の改正は,データ利活用のためのデータ保護や柔軟な権利制限規定の整備など,デジタルの存在感が増した社会に対応した法改正として注目を集めています。今号の特集では,同時期に成立した特許法改正も含め,改正内容や実務に及ぼす影響,さらに,今後の改正が検討されている課題について解説します。
さらに,巻頭のHot issueのテーマは,知的財産戦略本部の15年。特集でも取り上げた知財関係の法改正を主導してきた知的財産戦略本部。発足当時の状況から,現在の状況に至るまで,経験者3名による鼎談により,多面的な検討を加えます。特集とあわせてお読み下さい。

特集 知財制度の新たな動き――不競法,特許法,著作権法改正を中心に
◇特集にあたって/小泉直樹
◇平成30年改正不正競争防止法によるデータ保護/岡村久道
◇平成30年改正不正競争防止法への実務的対応/山内貴博
◇リーチサイト/小泉直樹
◇ICT活用教育と著作権の制限/井上由里子
◇柔軟な権利制限規定の整備(平成30年著作権法改正)/秋山卓也
◇証拠収集をめぐる特許法改正/髙部眞規子

HOT issue
知的財産戦略本部の15年
/中山信弘・荒井寿光・中村伊知哉

新法の要点
所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法の制定/水津太郎

第196回国会の概観(下)/山岸健一

連載
知的財産法とビジネスの種(13)/福井健策
債権法改正と実務上の課題(11)/山本敬三・深山雅也・山本健司
働き手・働き方の多様化と労働法(8)/倉田賀世