平成30年度のIPCC 大学知財活動助成事業 選考結果が公表されています。

以前に比べ、各大学への助成額を少なめにして、その分対象校を増やしたという印象です。

 

今年は特許情報の活用を行う大学を重視したそうで、群馬大、山口大、九州大、大分大の4校がその助成対象になっています。

 

申請が少ないのかもしれませんが、明治大学以外、私大がないのは、ややバランスに欠ける感じがしないでもありません。

https://www.ipcc.or.jp/university/result

Ⅰ. 選考結果(平成30年度)

平成30年度は18大学から19の知財活動について応募がありました。多数のご応募ありがとうございました。
平成30年5月16日に第1回、5月30日に第2回の外部有識者による選考委員会を開催し、同選考委員会の検討結果に基づき、
6月4日のIPCC理事会において助成対象知財活動及び助成額を以下のとおり決定しました。

助成対象知財活動(9提案)

助成対象知財活動名 応募大学 助成額
看護系大学連携による知的財産活用推進ネットワーク活動 青森県立保健大学 90万円
地域に根ざし、地域ニーズに貢献する知的財産活用への取り組み 福島大学 50万円
特許分析を用いた、周辺技術との俯瞰的視点に基づいた研究開発能力の向上 群馬大学 275万円
標準必須特許問題解決のための国際仲裁の枠組みの創出 東京大学 380万円
知的財産保護と公共政策との関係を意識した知的財産教育の推進 明治大学 200万円
中小企業・アントレプレナーを対象とした知財活用プログラム「知財塾」 名古屋工業大学 250万円
知財人材育成支援隊活動の拡大および特許情報活用体制の整備 山口大学 300万円
特許情報を活用した大学保有特許のスピンオフ可能性の検証 九州大学 100万円
特許情報を活用した医看工芸連携活動の促進と、大学教職員等への知的財産情報検索研修プログラム開発 大分大学 200万円