特許庁のホームページに、「中小企業のイノベーションを促進するための特許情報分析ツールをご紹介します!」という記事が掲載されています。

 

てっきり特許分析ツール(ソフト)の案内かと思いましたが、デロイト・トーマツが作成したレポートの紹介でした。

 

提携先やM&A候補を見つけるためのマッチングレポートです。

 

http://www.jpo.go.jp/torikumi/chushou/bunseki_innovation.htm

中小企業のイノベーションを促進するための特許情報分析ツールをご紹介します!

平成30年5月 特許庁総務部普及支援課

  • 保有する特許技術をもとに他社との共同研究・開発やライセンシングを目的としたパートナーを見つけ出し、検討するためのマッチングレポートを作成。
  • 本レポートを活用することにより、関連する技術分野やマーケットにおけるプレーヤーが明らかになるだけでなく、自社技術との差異や特徴を分析し、マッチング確度の高い企業を抽出することが可能。

中小企業であっても、自らの技術を権利化し、それを活用することで、新市場を切り拓いていくことが求められています。しかし、獲得した権利を収益化するためには、量産体制の確立、販路開拓に加えて、これを実現する資金等が必要であり、下請け中心の中小企業がこれらを備えていることはごく稀な状況にあります。

 

そこで、必要とされる量産体制、販路、資金などを既に保有する大企業と対等なビジネスパートナーとなることが事業化を加速する現実的な解となりますが、この理想的なパートナー候補を選定することもまた中小企業にとっては大きな困難を伴います。また、理想的なパートナー候補が見つかったとしても、中小企業がその技術を不用意に大企業に売り込むと、意図せざる技術の流出を招来し、却って中小企業等の競争力を失わせることを助長しかねません。

 

特許庁では、上記の課題を踏まえ、中小企業のイノベーションを促進するため、保有する特許技術をもとに他社との共同研究・開発やライセンシングを目的としたパートナーを見つけ出し、検討するためのマッチングツールとして、特許情報を活用した「マッチングレポート(以下、「レポート」という。)」開発を試行的に実証研究し、その結果を報告書にとりまとめました。

 

本レポートを活用することにより、関連する技術分野やマーケットにおけるプレーヤーが明らかになるだけでなく、自社技術との差異や特徴を分析し、マッチング確度の高い企業を抽出することが可能になります。

 

技術活用に課題を抱える企業だけでなく、特許情報調査を業とする企業の皆様にもご参考いただき、我が国の産業競争力強化に繋がることを期待しています。