こんにちは。ダイヤモンドオンラインに、ややショッキングな記事が載っています。


http://diamond.jp/articles/-/29858

「11月上旬に材料の投入が終わり、下旬からIGZOの生産ラインはほとんど動いていない」

複数の業界関係者は、IGZOの主力生産拠点である亀山第2工場の惨状をこう明かす。


理由は最大顧客のアップルからの受注が止まったこと。iPad向けに第1、第2四半期と、それぞれ200万台以上あった受注が、秋口から激減。10月に発売された廉価版のiPad miniにも需要を食われ、韓国LGディスプレイに調達先を大きく絞り込まれた。自社製スマホも別工場で手がけるため、作る商品がないのだ。


あわてたシャープは、IGZOを搭載した高価な業務用ディスプレイの出荷計画を発表。しかし毎月1500台と少量で「生産能力の数パーセントにも満たない」(シャープ関係者)のが現実だ。



誇張して報道されている部分もあると思いますが、要するにIGZOの性能は優れているけれども、オンリーワンの独自規格のためセカンドソースがなく、アップルなど完成品メーカは採用しづらいということだと思われます。


独自技術を開発して特許を取っておくことも必要ながら、アライアンスや仲間作りもまた重要なのでしょう。

完成品メーカーと部品メーカでは役割が違いますが、完成品でも携帯電話など標準化が絡む分野では、アライアンス重視で同様かもしれません。