ののちゃんの子供達 | 小さな幸せ-犬たちと共に-

小さな幸せ-犬たちと共に-

お空に行ったシーズー(マロン)とラフコリー(クララ)と外猫ののとビビ。
現在はラフコリー(ドルチェとラルフ)シーズー(連)、ミヌエット(レオン)と暮らしています。
娘の犬マルックス(チロルとエルフィー)も加わり賑やかな日々です。

昨日はうだるような暑さの中、ガーデンセンターに行って支柱とヒューケラの苗を買って来ました。

バラの根を抜いた後、淋しくなったシェードガーデンを少し整備しようかなと思います。




ガーデンセンターで素敵な小物を眺めていて、亡きビビに似たキジトラの置物を思わず買ってしまいました。

以前買ってあった亡きののに似た黒猫の置物と一緒に、ふたりが好きだったベンチに飾りました。

ここでくつろいでいたふたりを思い出し、ほっこりした気分になりました。





午後、電話が突然鳴りました。

9年前に引っ越しをして行かれたご近所の方からでした。お話によると、一緒に引っ越しした猫のじゅんのすけ君が去る6月6日に亡くなったと。


じゅんのすけ君は、ののの息子で、ビビのお兄さんでした。


引っ越しの際のご挨拶で、「じゅんのすけを連れて行くので、お母さんののちゃんが淋しがると思いますがごめんなさい。絶対に最期まで面倒をみますから。」とおっしゃったことを忘れず、亡くなったことをお知らせくださったのです。

「十分はできなかったかもしれませんが、私なりに大事にしました。」とおっしゃってくださいました。私も御礼を申し上げました。


動物好きで当時ゴールデンリトリバーを飼われていたのに、その小さな子猫を引き取って育ててくださったのですが、のの母さんから引き離して家の中だけで育てた事を、それでよかったかしら?のの母さんから取り上げて悪かったかしら?と思っていたそうです。


ののは毎日様子を見に行っていたようです。庭から家の中を覗いて姿をじいっと見て、しばらくすると安心したように立ち去るとか。でものの自身が家の中に入ることはありませんでした。


ののはその後産まれたビビもとても可愛がり、餌も先に毒見をしてビビに食べさせ、残ったら自分が食べる母親でした。静かな優しいお母さん猫で、ビビはいつまでたっても安心して甘えていました。


今頃はお空で3匹で再会して仲良くしていることでしょう。

本当に穏やかな優しい、そして頭の良い器量よしの3匹でしたね、と思い出話に花が咲きました。


野良猫だった3匹ですが、なんとか幸せを掴んで幸運な猫たちだったと思います。

ご主人が亡くなられたあと、お嬢様とお二人暮らしで、じゅんのすけ君がソファーの2人の間に並び一緒にテレビを観ていたそうです。


幸せを掴んだ猫たちでしたが、それ以上に私達人間に幸せを感じさせてくれた猫たちでした。親子の情愛を無言で教えてくれました。


猫を知らなかった私にも猫の賢さと慎み深さを教えてくれたように思います。

ありがとう、のの母さん、じゅんのすけ君、ビビ君。天国でも仲良く幸せに。