介護福祉士と占い師をしています。
今日はふと思ったことを書きました。
「努力次第」って言葉、
聞こえはいいですが、
よくよく考えてみると、当たり前じゃないですか?
きちんと努力すれば、それなりの結果が現れるし、
全く努力しなければ、いい結果が現れるわけがありません。
【就職試験】
私は大学4年生の頃、就活で、100社ほど会社説明会に出かけたんですが、
どこの採用担当者も、
「努力次第で、給与はアップします」
「努力次第で、〇〇のチャンスがあります」
「ある会社員の方は、こういうキャリアアップを遂げました。もちろん、努力次第ですが」
とパワーポイントを使用して、説明をするんです。
そんな風に、
「努力次第」という言葉が、頻繁に登場しました。
「そりゃそうだろ!」って思いながら、聞いていたんですが、
まあ、努力次第、まず間違い無いでしょう。
【努力ではどうにもならないこともある】
わたくし、占い師もしていますので、
たびたび、努力について相談を受けます。
例えば、
「〇〇大学を受けようと思うんですが、模試の成績が悪くて、全然合格できそうにありません。どうしたら良いでしょうか?」
こういう時、
大抵の場合、頑張りが足りません。
つまりは、努力量が足りないわけです。
勉強って、努力した成果が出やすい種類のものです。
しっかりやれば、点数という数値ではっきりわかるからです。
一方で、
努力だけではどうにもならないものもあります。
こういう例はどうかと思うんですが、
ジミー大西さんを例に出します。
ジミー大西さんって、
お笑い芸人としては、売れていますし、
画家としては、ものすごい才能を発揮しています。
2003年には、描いた作品があのボジョレー・ヌーボーのラベルデザインに採用されています。
画家としては世界的に有名なんです。
でも、勉強は小学校時代からずーっと苦手で、
そして高校時代は卒業時に、就職を希望したようですが、成績がかなり悪くどこも雇ってくれなかったようです。
それくらい勉強は苦手なので、
彼にとっては、勉強については、努力次第というのが当てはまりません。
なので、
ジミー大西さんが一生懸命努力しても、
勉強ができるようになるかと言えば、そうではないはずです。
しかし、他の人が一生懸命、死に物狂いで努力をしたからといって、
彼のようなお笑い芸人になれたり、世界的な画家になれるとは言えないでしょう。
そうなんです。
「努力次第」って、正しいようで、正しくない気がします。
【でも、努力するだけで、抜きん出ることができる】
でも、努力をするだけで、努力をしない人よりも優位に立つことができます。
「努力次第」「努力次第」って言われて、
ほとんどの人は、努力をしません。
ってことは、努力をするだけで、
人より優位になれるわけです。
努力する人が、全体の5%だったら、
それ以外のその他大勢95%には勝てるわけですから。
【向いていることを見つけて、努力をする】
また当たり前のことを言いますが、
向き・不向きってあると思います。
言い方を変えれば、
得意・不得意でしょうか。
得意なことを見つけて、
それについて、一生懸命努力すれば、
それなりに結果は現れると思います。
向いているわけですから。
向いている×努力なんですから。
単に努力をするだけでも、抜きん出ることができるのに、
すでに抜きん出ている向いていることに対して、
努力をするわけですから、
相乗効果で、
大きな成果を生み出すことができはずです。
占い師として、たびたびなんですが、
「やりたいことがなくって」
っていう人がいますが、
やりたいことはもちろん大事ですが、
それよりも、一旦は向いていることを見つけて、
それについて努力をすれば、
努力をしない人、向いていることを見つけられていない人よりも、
優位に立つことができます。
そうすれば、時間的に余裕が生まれますし、
心の余裕も生まれると思います。
そのあとにできた「時間的余裕」と生まれた「心の余裕」で、
やりたいことをやったらいいと思うんです。
①向いていることを見つけて努力をする
②やりたいことを見つける
こういう順番です。
はい、
「努力次第」って曖昧な言葉
でした。
ありがとうございます。
ありがとうございます。