こんにちは。
「食と氣」で人生をクリエイトする専門家
eikoです。
人(自分以外の誰か)の気持ちや思いって、
目には見えないから
憶測するしかないですよね。
中には純粋に自分の気持ちを
言葉や態度に表すことができる人もいますが、
人との関わりの中で時に
無意識のうちに、自分の本当の気持ちとは
別の表現をしてしまうことがあります。
本当は、泣きたいよ…
本当は、怒りたい…
本当は、大好きなんだ…
本当は…
心の声は
耳からは聴こえてこないので
心で聴くしかありません。
目でも見ることはできないけれど
例えばこんな風に色で表現できたなら
人との関わり方も少しは
ラクになるかもしれません。
以下、おーなり由子さんの
「きれいな色とことば」より。
失恋の色
「いかりの正体は、かなしみなんだって」
失恋した友達が電話口で、急にふわりと言う。
その友達は好きな人の相手が自分ではない事が、くやしくて仕方がない。
失恋しても、片思いは続く。私は、その友だちが好きだから、どきりとしてじっときく。
「あんなやつ、大嫌いどうなったっていい」
どうすることもできなくて、相手のことにも、自分のことにも腹を立てる。
心が止まらなくなっている。
さんざん怒ったあげく、ゆるんでおちてきた
言葉。
ほんとうは、かなしいのや。
子供の頃、知らない大人に自分のことを決めつけられて何か言われると、腹が立って仕方なかった。
「知りもしないのに！」
と、その人のことが大嫌いになった。
あれは、かなしかったんだ。
誰にも言えない、諦めた方がいい人を好きになった時、電車のガード下で大声で、わっわっわーとさけんで、何かを蹴飛ばしたいようなきもちになった。
あれも、かなしかったんだ。
青い青い涙のようなこころ。
悲しみを受け入れられないとき、それらは、いかりになる。抵抗する。ぱちん、と弾けてバクチクみたいに鳴る。
だけど、そのいかりを、時間の流れと一緒に、胸の奥に沈めて、たがやしていく時、すきこんでは、何度も、たがしていく時、いかりは、かなしみ失恋の色
「いかりの正体は、かなしみなんだって」
失恋した友達が電話口で、急にふわりと言う。
その友達は好きな人の相手が自分ではない事が、くやしくて仕方がない。
失恋しても、片思いは続く。私は、その友だちが好きだから、どきりとしてじっときく。
「あんなやつ、大嫌いどうなったっていい」思えるようになればいいのに。
自分とむきあう、
静かな静かな作業によって。
時間という不思議な作業によって。
時間という不思議な、冷たくてあたたかいこの世の力を借りて。
それでは今日も
良い一日をお過ごしください*･.｡.:*･゜ﾟ･*
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