顧問税理士と面談の日…
月に一度の、活動を客観視する日です。
数字は正直ですな。
何気に法人としての6期目が今月でおしまい。
決算を迎える度に思うんですが、
案外持ちこたえるもんだなあと。
独立直後は、いきなり法人は作らず、
しかも収入の大半はバイト代で、
なおかつ掛け持ちでバイトしてましたから、
方々から源泉票もらって確定申告です。
何円戻ってくるのか楽しみでしたね。
バイト辞めてもやってけるようになって、
黒字申告で納税するようになって、
そろそろかなあと法人にしました。
結構な経費を費やして（当社比）臨んだ
一発目のプロジェクトが大コケして、
いきなり廃業危機に見舞われました。
もともとダウナーですから、
逆境で燃えるというより、
めんどくさくなって早々に会社を畳もうとしました。
ところが会社清算するにも費用がかかると知り、
じゃあもったいなあと、とりあえず続行しました。
『DAF』立ち上げはそんな時期。
コケたプロジェクトが、
実はあまり自分の意志が反映されていない、
他力本願なものだった反省もあり、
（自分より実績があるこの人が描いた絵なら
うまくいくだろうという…思考停止ですね）
これからは１から10まで自分が納得いくものだけを
やろうとは決めてました。
（コケても自省のみで誰も恨まずに済むしね）
そこから5年。
おかげさまで今期も生き残れました。
まだまだ「ビジネス」「商い」を
名乗るが憚られるレベルですが、
しょぼいなりに潰れない理由というのは
いくつかあると思います。
ひとり会社で
自己資本のみで回してたり、
固定費をかけなかったり、など、
実務的（かつ常識的）なとこもあるんでしょうけど、
・幸福の沸点が低い
・趣味と実益の一致
・かすり傷程度の痛い目にちょいちょい遭う
といった、個別具体的というか
再現性があるんだかないんだかっていう部分も
大きいと思います。
・幸福の沸点が低い点について
人として虐げられた（当社比）数年間で、
金欲物欲などが大幅に減少しました。
肯定したくない過去だし後遺症もあるんだけど
財布の中に入ってる金額以前に
財布を購入できることにさえ感謝できるようになりましたよ。
・趣味と実益の一致について
若い時分、週刊プロレスを20数年間毎週欠かさず購入したり、
特定ジャンルのレコードやCDを3000枚以上集めたり、
といった収集癖がありましたが、
そのベクトルがビジネス書に向かった側面はあると思います。
コレクターになるのか、
ひとひねりして生業にするのかで
後者になったんだと思います。
ビジネス書も一時ほど買わなくなりましたけどね。
・かすり傷程度の痛い目にちょいちょい遭う
失敗に学ぶというやつですね。
人付き合い、お金、意思決定。
なんだかんだ、読書やセミナーで身に着いたものより、
痛い目を通して血肉になったもののほうが多いかなあ。
そのあたりはタイプによるんでしょうね。
ボーっと予習して本番で悲鳴を上げるタイプですね。
かといって痛い目ウェルカムかというと微妙ですけど。
あと、顧問税理士A氏の存在も
ここへ来て黒光りしてきましたね。
この業界について特に詳しくないですし、
DAFにも1回しか来てないですけど、
だからこそ客観的な視点を保っていられるんだと思います。
何より余計な口出しをしない点も重要です。
いわゆる売上を上げる建前のコンサルタントにも
過去何人かお世話になりましたが、
誰も私なり弊社なりの潜在能力を
売上や業績という形で引き出すには至りませんでした。
（よい影響は受けてると思いますが）
その人たちだって他のクライアントの実績は豊富にあるわけで
無能な人たちというわけではありません。
実務で絡んだ場合の相性の問題なんだと思います。
先方のアイデアを受け入れるだけの
素直さと謙虚さが私に足りない可能性も大ですが。
この点、顧問税理士氏は、
YouTubeをやりましょうとか広告に金かけましょうとか
要らんことは言わずに、
数字のみを根拠に、
「で、どうするんですか」
的な質問をしてくるだけです。
そして私の回答にも
大きな賛成も否定もせず、
「そうですか、がんばってください」と。
※実際のやりとりよりかなりカリカチュアしてます
この、型にはめずに、
自力解決を促してくれるスタンスというのが、
非常に心地よいというかありがたいというか。
アイデアをひねり出し、
やるかやらないか決めて
それでも実際に着手できるものできないものがあって、
着手してもうまくいくものいかないものがあって。
よかれ悪かれ数字として反映されます。
「で、これからどうすんの」という課題に戻ります。
そもそも会社の意思決定は
社長がやるべきであって
コンサルタントの仕事じゃないですからね。
やたらと施策ばっかり推してくる
コンサル（あるいはそれに類する人）というのは、
弊社のためオレのためというより、
他人（というか弊社とかオレ）の金とか資源使って
自分の実績作りたいだけなんじゃないかと
思う時ありますもん。
一応簿記2級持ってますけど、
その内容だけでもうんざりだったので、
決算業務を自分でやろうなんて
露ほども思いません。
崩壊してた1期目から決算業務は完全にお任せです。
そして毎月1回、
試算表を挟んで、
「どうすんですか」「こうします」「がんばってください」
というやりとりが。
長くなったけど、
ずっと低空飛行のまんまでいいかっつったら、
もちろん現状で満足してるわけじゃないことは
最後に言っときますね。
顧問税理士さんにだって、
もっと業績上げて
もっと顧問料を払えるようになることが
恩返しなんですから。
～ ～ ～ ～ ～
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