2022年12月に感染・発症した新型コロナ。この時には気管が痰で詰まって窒息しそうになったことが5回ほどあったほど辛かった。しかしながらそのほかの症状は軽く、37℃台の発熱と頭痛、味覚・臭覚の異常、鼻・喉から肺の入り口にかけての炎症くらいだっただろうか。咳き込みは強く、しかも長引き、咳き込みが止まるまでに50日近くかかった。

 

今回の2024年5月初旬に感染・発症した新たな型の新型コロナは、その症状こそ2022年12月に感染・発症した新型コロナと同一だが、わずかに今回の方が症状が軽い。既に各症状は治癒したが、前回と同様に咳き込みだけが残っている。喋ろうとすると、すぐにむせ返るように咳き込むので、まだ他の人とは会話ができない。このような調子では [ 咳き込みが治癒するまで 1カ月コース ] になる可能性がある。

 

近日中に小松市の方へ出張予定があるのだが、非常にまずい状況になってきた。咳き込みが治らないのである。出かけてゆく日には治癒するものとして返事をしたのだが、どうも怪しい。かと言って既にキャンセルはできない。困ったものだ。[ スペイン風邪 ] 以来の [ 百年に1度の大疫病 ] といわれる新型コロナに 2度も感染し発症したというのは大変に光栄だが、少々都合が悪いタイミングで [ 咳き込み ] が残ってしまったものだ。

 

先日に某病院の院長先生の奥さんにお会いしたのだが、何と奥さんも 2度目の新型コロナを発症し、現在は咳き込みだけが残っている・・・との事だった。

[ そちらも新型コロナでしたかぁ・・・やぁ、奇遇ですなぁ・・・ ]

と私。そんな話をしながら 2人で [ ゲホゲホ、ゴホゴホ ] と咳き込んでいた。やはり 5月の大型連休で随分と新型コロナ感染者が増えていたらしい。

 

人によってすぐに治癒してしまう人もいるそうだが、私や交友範囲の人は基本的に新型コロナが完全治癒するまでに長い時間がかかっている。なかなか侮れないウイルスだ。こんな強力なウイルスが、当初は [ 強い致死性 ] まで持ち合わせた状態で世界各地を襲ったのだから、それは大変な状況だったのであろう。私の体に到達し発症させた新型コロナとて、私の体に到達するまでにいったい何人の命を奪ってきたのであろうか。生き物の神秘というか無情を感じてしまう。