地球温暖化が進み、我家では蘭がうまく育たなくなった。同様にしてそれまで自宅で飼育できていた日本蜜蜂とクロスズメバチが飼育不能になり、現在では庭植えの数株の春蘭が枯れ始めている。

 

そんな我家では、地球温暖化の影響で家ダニ被害回数が増加した。過去には夏季に年1回の家ダニ被害を受け、この時に使用している寝具全部をクリーニングに出し、収納しておいた寝具に交換する事でダニ被害を抑え込めた。ところが地球温暖化が進むにつれて家ダニ被害が年2回、年3回と増え、一昨年あたりからは年4回の家ダニ被害を受けるようになった。

 

私が現在行っている家ダニ駆除は、被害が起きる度に使用している寝具の全てを布団袋に入れ、これを掃除機を使って減圧するタイプの布団圧縮袋へ入れ真空パックにする。直後に寝室を丁寧に掃除機をかける。屋外において、ホースを差し込めるように側面に穴を開けたプラスチック製収納ケースを使ってこの中でバルサン(燻蒸殺虫剤)を発煙させ、この収納ケースと布団圧縮袋をホースでつないで減圧・真空パックにしていた布団圧縮袋を開放して一気に燻蒸殺虫剤を布団圧縮袋側に吸い込ませて寝具を燻蒸殺虫する。燻蒸殺虫剤を吸い込ませた直後に布団圧縮袋を再び封印し、そのまま2時間ほど放置して確実に家ダニを死滅させる。同様にして大型ビニール袋へ掃除機を入れた状態でバルサン(燻蒸殺虫剤)を軽く吸わせそのまま2時間ほどビニール袋を縛って封印し、掃除機内のダニも燻蒸殺虫する。

 

こんな方法で寝具と掃除によって吸い込んだ掃除機内の家ダニ・卵を殺虫している。各種電子機器や各自然観察道具に影響があると不都合なので、私は部屋自体の燻蒸はしない。その影響もあるのか3週間後ほどに再度の家ダニ被害が出る。だが過去の経験上、部屋の燻蒸をおこなっても3週間後ほどには家ダニ被害が出始めたので、以来、部屋の燻蒸殺虫をしなくなった。

・・・これを4回ほど繰り返す頃にはエアコン(除湿または冷房)を常時使用する猛暑期に入るため、常に除湿されて家ダニが増殖できず、[ その年の家ダニ被害がエアコン使用開始(除湿または冷房)と共に終了 ] する。

 

これが近年の毎年の我家の2階寝室における家ダニ被害なのだが、昨年からは早い時期からエアコン(除湿または冷房)を使用するようにしたので、エアコン(除湿または冷房)使用する早い時期からは家ダニ被害を受けなくなった。だが、さすがにまだエアコン(除湿または冷房)を使用しない [ 5月~6月上旬 ] の時期にはどうしても家ダニ被害を受けてしまう。そう、外気温がそれほど高くなくとも、2階の寝室は結構高い室温になっているからだ。

 

今年は先日まで妙に暑い日が続き、加えて [ 私が新型コロナで連日のように発熱し発汗していたものだから、高温・高湿度で一気に家ダニが増殖 ] した模様。皮膚の柔らかい場所を10カ所ほど吸血されている。よって本日に寝具をバルサンを使って燻蒸殺虫する。

 

ちなみにこの類の殺虫剤には [ バルサン ] のほか [ アースレッド ] がある。いずれも [ 霧噴霧タイプ ] には効果が弱く、過去に私が使用した経験上、 [ 霧噴霧タイプ ] にはその効果をほとんど期待できない。[ 水によって発熱させて蒸気を噴出するタイプ ] のものがとても強く効く。今回の投稿分では [ バルサン ] と書いているが、実際には今年は他社製品の [ アースレッド ] を使用する。購入に出向いた店で先に手に取った方の製品を購入しているので、いずれの製品を使用するかはその時の偶然で決定している。いずれの製品もとても良く効く。

 

いずれの製品も薬剤成分は同じものであり、非常に分解速度の速い薬剤ゆえに寝具と一緒に部屋の燻蒸殺虫に使用できる。これを知っているからこその北信流的発想の家ダニ駆除法として上記に紹介した方法を用いて私は家ダニ駆除をしている。