新型コロナで寝込んでいる間に入居した2群について、昨夕に蜂場へ移動してきた。

 

蜂場に面して畑があり、数カ月ぶりに畑の主であるH先生にであった。このH先生は某病院にて、時には県外の病院まで出張して診察をしている内科医で、こちらでは新型コロナを担当している。[ 渡りに船 ] のタイミングでお会いしたものだから、少し距離をとった風下側に立って

[ 先生、ご無沙汰です。私、新型コロナの最中です! ]

と声をかけ始めた途端に咳き込みが始まって声にならない。その様子を見て

[ だいぶお苦しいですか?  うちの病院にも、毎日新型コロナの患者さんがみえられます。 ]

とH先生。すぐに先生から幾つかの質問を受け、やはり新型コロナが怪しいという話になった。既に発症から充分な日数経過がある事と、2日前から突然に(咳き込み以外の)体調が回復した事から、自身でも完全治癒まで間もなくとみている。

 

そんな蜂場へ持って行った2群について、H先生と新型コロナの話をしていて巣門を開けてくる事を忘れて帰宅してしまったので、本日早朝に出向いて巣門を開けてきた。

 

最初に捕獲した旧女王群は女王喪失によって処分し、友人から頂戴した [ 旧女王付き1枚群 ] と、本日に蜂場へ搬入した [ 2群 ] の3群が現在の私の日本蜜蜂飼育群である。この3群だけあれば(養成した新女王が事故死しないという条件のもと) 7月には最低でも [ 7~8群 ] ほど生産できる。

( ちなみに、蜂群数を生産する分だけ蜂群規模が小さくなるため、[ 蜂蜜収穫量 ] に重点を置いている日本蜜蜂養蜂家にあっては、できるだけ自然分蜂・人工分蜂を抑え蜂群を大きく維持できるように努力する必要がある )

 

これを考えると既に野生群捕獲が不要なので、巣枠式ゆえに定期的な見回りが必要で面倒な待ち箱を片付けてしまいたいのだが、あと10日間ほどは設置したままにして、今期のアカリンダニの影響について観察したいところだ。