増え過ぎた事で人への被害が増加した熊について、ようやく4月あたりから捕獲に補助金を出したり、生息数の管理をおこなうようになるらしい。

 

昨年は熊被害がとても多く、これまで食べられてしまった人も複数いた模様。そんな中にあっても熊被害の経験が無いままに熊の保護を訴える団体が存在し、熊被害の多い地域では熊保護団体による抗議が悩みの種だったようだ。しかしながらようやく国も腰を上げて対策に乗り出してくれるようだ。

 

私の養蜂弟子が昨年から独り立ちして飼育を始めたが、自宅へ西洋蜜蜂を設置したところ、ある日の早朝に窓越しに突然、熊と目が合ったと言って驚いていた。窓の外側、ガラス越しの目の前に熊がいたというのだ。そのくらいあちこちで熊が増えているため、やはり熊生息数の管理が必要になる。

 

長野県では、とかく捕獲した熊をピッキオという熊保護団体が軽井沢へ持っていて放獣する。先日の長野県養蜂協会の懇親会にて [ 軽井沢への熊の放獣について、軽井沢方面の養蜂家は文句を言わないのか?  軽井沢への熊の放獣に対して住民は反対しないのか?] と質問してみたが、 [ そうなんだよ。困っているんだよ ] との答えは返ってきたが、特別に反対運動まではしていない様子だった。

 

これからは人間社会に影響がないところまで熊の生息数を調整していただくように願いたい。そうでないと自然観察のために森林に入る事すら躊躇するようになり、登山者なども熊が恐ろしくて山へ出掛けられなくなってしまう。