エノキタケはひどかった。キノコの傘に砂がめり込んでいて除去できず、そのまま料理してもらって食べたのだが、ジャリジャリして口あたりの悪い事と言ったら・・・

 

そんなエノキタケにナメコを混ぜてうどんに入れて食べた。エノキタケとナメコとは親戚のような関係で酷似している。その違いと言うと、長野市あたりの緯度ではエノキタケは平地から山間部にかけて自生(低地性)しているが、ナメコは海抜1000m以上の高原に生える(高地性)であるところだ。このほかナメコにある良い香りがエノキタケには無い。このほかはそれほど差はなく美味しく食べられるが、香りがある分だけナメコの方がおいしい。そういう意味ではエノキタケは 2流菌と私は考えている。

 

このようなエノキタケや近縁種?のナラタケは庭木を枯らす事もあるほどの菌であり、庭師からは嫌がられている。そんな性質であっても逆手に利用すれば、庭の不要な木を伐採した後に栽培できて収穫・味見でき好都合だ。

 

自宅庭には、以前には山芋を植えたところ、むかごが落下して増え過ぎて困ったことがあったが何とか駆逐できた。現在は、同じころに植えたオニユリのむかごが落下して大量に繁茂し、庭がユリだらけになって困っている。気が向いた時に根(球根)を掘り上げて食べているが、味付けが悪いのかそれほど美味しいとは感じない。今春か今秋にも多めに掘り上げて食べてやろうと考えている。