昨日のブログへの書き込みからしばらくして関ケ原付近で大雪になり高速道路が通行止めになった。随分とテレビで報道されていたが、近年はこのような [ 短時間の豪雪 ] ということが度々きている。注意したいところ。

 

ところで昨日のブログ書き込みにある [ 菅平高原からの下り道で、5月の日中に起きた雷雨の直後に路面凍結 ] の時には本当に驚き怖かった。雷雨が止んだ直後から凍結が始まったので、路面の氷が [ ある程度の厚み ] を持っている状態になっており、まさに路面がスケートリンクとでも言えるような状態になっていたのである。しかも5月の日中ゆえにそれほど低温ではないため、氷の上に薄く水が乗って、非常に滑りやすい凍結路面状態になっていた。

 

そんな道路を私が無事に通過できた要因は、私の通過直前あたりから路面凍結が始まった事で、私の前方に事故車がいなかった事である。少し前を走っていたマイクロバスは、状況からして側面からガードレールへ衝突していたようだが、これは登り車線側でスリップして斜めになり路を塞いでいたマイクロバスや大型バス、大型トラックとの衝突を避けるためだったのであろう。ガードレールへ衝突し停車させなければ、夏タイヤを履いた下りの凍結路面ゆえに停車・減速・自動車の操作ができないので大型バスや大型トラックへ衝突してしまうからだ。

 

私の車も減速・停車ができず、そこそこのスピードが出た状態で滑り走って行ったが、道を塞いでいた大型トラックとマイクロバスの間に私の車が通過できるだけの隙間があった事と、そこを登って来ようとする車がいたのだが私がこの隙間へ到達するタイミングとかち合う上り線の車が私の車に気付いて道を譲ってくれたので、私は他車に衝突も接触もする事なくギリギリの状態で車を操作して無事に通過できたのである。おそらくヘアピンカーブを無事に越えられた車も、この大型車両でふさがれた場所では衝突事故を起こしていたであろうと私は推測している。

 

ちなみにヘアピンカーブで私の全後続車がU字溝へ落下してゆく姿を確認できたのは、ヘアピンカーブゆえとドリフトという逆ハンドルを切って走行している状態だったため、私の車の正面がヘアピンカーブを走行中の後続車へ向いており直接視認できたからだ。

 

私は [ 走り屋 ] といわれる一般道路で自動車レースのような走行をする趣味は持っていないが、冬季には降雪・積雪になる長野県北部の育ちゆえに、若い頃に圧雪路面において同様の遊び [ 雪上ドリフト走行 ] をしたことがあったので、実は私は ドリフト走行 の初歩的技術を持ち合わせていた。これが功を奏して5月の連休に菅平高原からの急こう配の下り坂で突然に発生した凍結路面を夏タイヤで無事に走り切る事ができたのである。だが、無事に走行できたのは全くの偶然であり、今振り返っても本当に恐ろしい。後続の全車がU字溝へ落下していったのは、おそらく後続車の中の先頭車の運転者が雪道におけるドリフト走行の経験が無かったからなのではないだろうか。

 

ここで私から自動車運転に自信がない人へアドバイスしたいことがある。凍結路面・圧雪路面は雪国では平素から起きるので、積雪のある安全な広い空き地や駐車場などがあったなら、その場所で一度ドリフト走行をして遊んでみてほしい。これにより雪上の車がどのような動きをするのか幾らか理解できるようになる。このほか、自動車の後退走行(バック)が苦手な人は、同様にして安全な広場や駐車場において2時間ほど後退走行(バック)の練習をするとよい。これにより後退走行時の車の挙動と前輪の動きが理解できるようになる。特に女性はこのような練習・経験を積んでおくと、いざという時に役に立つと思う。