今日も良いお天気でとても気持ちの良い休日です。
さて、本日は全日本大学駅伝を観戦しながら、作品作りのアイデア出しをしていました。
この時期、出雲を走れる学生さんたちは神様の集まっている出雲ということで
きっと良いパワーを頂きながら走っていたでしょうね!
私の出身大学はこの数年、停滞していただけに応援に力が入りました。
お正月の箱根駅伝にも出場予定なので今から楽しみです。
話を戻して…
コロナが流行り出す前に個展を開きたいと、会場を抑えていたのですが
結局、外出ができない時期が続き人を呼ぶのも難しいと判断してキャンセルして以来
なかなか作品を作るモチベーションが出ずにいました。
本日、何を書こうかな???と今月の禅語「他不是吾(他は是れ吾にあらず)」が
目に入ったので書いてみました。
年老いた僧が直射日光を浴びながら黙々と瓦の上に椎茸を干しているのをみて
道元禅師が
「それほどまでに修行を積まれた方がこのような身にこたえる仕事をせずとも、
もっと若い修行僧に任せたほうがよろしいのではないでしょうか?」と
声をかけたところ、
年老いた僧が返した言葉は
「誰かにやってもらったのでは、自分でしたことにはならんからのぉ」
これが「他は是れ吾にあらず」という禅語の意味です。
道元禅師が気を遣ってかけた言葉ではあったけれど
修行を取り上げるような声かけは、禅において親切にはならない・・・。
気を遣うとはその人にとってどうすることが本当にその人のためになるかが大切!
自分に置き換えても、「手を貸してくれない」と思う時があったとしても
もしかしたら私のためを思っての行動かも!とか、
自分勝手な優しさから、相手の成長のきっかけを奪ってしまうことにならないか?と
一度立ちどまって考えることも必要ですね。
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calligrapher SAORI ohyama ![]()
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