肉形石もみたくなりました

昨日は、東京国立博物館へ白菜を見に行ってきました。

メディアの宣伝の効果もあってなのか、大盛況のようで

7日までの展示になる「白菜」も見る迄に100分かかると

聞いて、ちょっと気持ちが萎えました(笑)

白菜

先に他の展示物をみて最後に

気合いを入れて「白菜」を見てきました!

翡翠がどれほどの固さかはわかりませんが

はやりあの緑から白のグラデーションはとてもきれいで

ディテールの表現はすばらしいと思えました。


私は書家なので、展示物でも主に「書」に時間をかけて

見ていましたが、時代によっての「書」の移り変わりや

どんな肉筆が魅力あるのかが少し分かった気がしました。

実際書いた人たちの多くは自分の肉筆が、

時代や国を超えてこのような扱いをされるとは

つゆ知らず書いていたりもするのかもしれないなって

考えると、自分の作品作りも何だか面白い事を

しているなって思えました。


会場で感じた事は、

やはり日本人は前評判の良いものや

有名なものに群がるということです。

ものによっては、見るのに一苦労するのに

あるものは人々の関心がなく

じっくり見る事ができたりと

大衆意識が顕著に出ていました(笑)


九州の展示では、

「肉形石」がかなりの話題になるのだろうと

予想されますが、

「白菜」見た今、「肉形石」も見てみたいと思いました。


美書家SAORI