昨日の安倍首相の緊急事態宣言の記者会見を視聴した。
見えない敵と戦っている最中であるが、改めて身の引き締まる思いに包まれた。
決断が遅いとか、補償金が自分には来ないのは不公平だとか様々な意見があると思うが、まずは自分達が出来ることに集中し、見えない敵との戦いに打ち勝ちたいものだと考える。
それにしても日本のマスコミのレベルは低すぎて情けなくなってしまう。質疑応答の時に「一カ月後、感染者が減らなかったら首相はどう責任を取るのか。決意を聞きたい。」
記者は国民に我慢を強いることに対する決意の程を伝えたいという思いだったのだろうと善意に解釈しておくことにするが、政局に絡めた伏線だったとしたら最低な記者だ。
コロナウイルスはワクチンや治療法が確立していない見えない敵だ。過去のデータや知見の無いなか、専門家の意見を重視しながら最善を尽くそうと政府や自治体の組長さんは必死に頑張っているのだ。
国民は自分の身は自分で守る。人にもうつさないと決意することしか方法はないのだ。政府の要請は、自宅に籠り、動かないでくれということだ。社会を維持する為に働いてくれている人以外はじっとしていて欲しい。と重ねて要請しているだけだ。
感染者が減らなかったとしたら、それは政府の責任ではなく、要請に従わなかった国民の側に責任がある。
2月末に北海道の鈴木知事が緊急事態宣言を出し学校休校を実施した。直後に安倍首相も唐突ではあったが全国の学校の休校を要請した。
その際も、現場は混乱している。科学的根拠は何か!と、しつこく追求する記者がいた。今戦っているのは未知のウイルスだ。科学的根拠の無いものは何も出来ないなら、今頃はイタリアやスペイン、アメリカのようになっていたかも知れない。
つまらない質問をした記者はマスコミを辞める覚悟で質問しているのか。
それぞれが出来ることにベストを尽くせば先に灯りが見えてくると信じ頑張ろう。